これは「選択的知覚」と呼ばれるものである。我々は無意識のうちに、「これは自分に必要な情報」「これは必要ない情報」と分けて情報処理をしている。つ まり、憧れやビジョンを意識すると、より確実でスピーディに有益な情報を手に入れることができるようになる。反対にビジョンがない人は、「落ちている小判 に気がつかない」状態なのである。
まずはビジョンを描くこと。しかも、ビジョンは、「1200万画素の精密さ」で描くことが大事である。
具体的には(1)素材を集める、(2)人に話してビジョンを構築する、(3)ビジョンを文字か絵にするというステップを踏むとビジョンは描きやすくな る。素材集めの段では、次のような問いをたててみる。
●この10年間、何に一番駆り立てられてきたか?
●何をしていたときが一番ワクワクしたか。
●何のプロジェクトに一番燃えたか。
●周りからのどんな言葉が、仕事のやりがいを高めたか?
●どんなときに使命感を感じたか?
こうした問いに答える課程で、自分の価値や手にしたいことを明確にしていく。次のステップは、いろいろな人にそのビジョンを話すことだ。
たとえば、「10年後の自分について、1時間ノンストップで語りまくる」という手段がある。これは、かつてコーチングの勉強をしていたとき、アメリカの 国際コーチ連盟の研修会で実際に私も試してみた方法である。二人一組になって、互いの将来について語る。なぜ1時間なのか、なぜノンストップなのか。
通常、人は夢について1時間も語れない。しかし「絶対に1時間」と決まっていれば、どうしてもディテールに凝らざるをえなくなる。「将来会社を立ち上げ たい」だけではなく、「○○の情報を提供するIT会社で、スタッフは50人。会社は何階建てのビルに入っていて、○○の立地で、外観は○色で、フロアはど れくらいのスペースで、自分の仕事場は窓に面していて机はウッディ調、壁には印象派の絵がかかっていて……」というように、より詳細に映像としてイメージ する。これが「1200万画素」のイメージである。
しかもそれをノンストップで語る。これは自分の本能に忠実になるためだ。人はゆっくり話すと、どうしても左脳のチェックがかかってしまう。「これはでき そう」「これはできなさそう」というように、現実的かそうでないかを理性的に判断してしまうのだ。自分の夢が制限されないためには、ハイスピードにして、 右脳のひらめきを全開にして喋り倒す必要がある。 弱い自分を変える 「魔法の質問」入門 - PRESIDENT - プレジデント (via nakano)



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